静けさとやりがい
〜第19回社会奉仕活動〜
今回の社会奉仕活動は、JR平野駅南側の出入り口付近からスタートしました。
最高気温33℃、最低気温25℃と、すっかり夏の気温に。
日差しも強く照りつける中でしたが、時折吹き抜ける風が涼しさを感じさせてくれました。
セミの声も聞こえ始め、季節は確かに夏へと向かっていることを感じさせます。
この日の前日には、地域の伝統行事「杭全神社の夏祭り」が開催されていました。
華やかな賑わいの余韻がわずかに残る一方、現地には「祭りのあと」の静けさが漂い、人影もまばら。
まるで空っぽになった街が、ひと休みしているような穏やかな時間が流れていました。
しかし、その静けさの裏側には、目に見える“置き土産”が多くありました。
ラムネの栓や瓶の紙キャップ、アルコールの缶、そしてタバコの吸い殻など、祭りの余韻とは対照的に、清掃が必要なゴミが散見されました。「これはやりがいがあるぞ」と、感じて思わず気が引き締まりました。
清掃の最中、近くではたくさんの鳩がパンくずを求めて集まり、まるで私たちを応援してくれているような気持ちに。すれ違う地域の方からは「ありがとう」「ご苦労様です」といった温かいお声がけもいただき、大変励みになりました。このような何気ない交流が、活動の意義を改めて感じさせてくれます。
こうした社会奉仕活動は、ただゴミを拾うだけのものではありません。
街を美しく保つと同時に、地域の人々とのつながりを深め、「共同体感覚」を育む貴重な機会でもあります。誰かと共に汗を流し、誰かの感謝の言葉に触れる。そうした小さな積み重ねが、街全体の雰囲気をより良くし、地域の一体感を育てていくのだと実感しています。
これから本格的な夏に突入します。
暑さの中でも、こうした活動を通じて、街と心を少しずつ整えていけるよう、引き続き取り組んでまいります。次回の活動もどうぞよろしくお願いいたします。


