残暑と共に集めて

〜第21回社会奉仕活動〜

今回の社会奉仕活動は、JR加美駅南側エリアを中心に行いました。
9月中旬。最高気温32℃、最低気温27℃とまだまだ残暑の厳しい一日で、作業開始時は31℃。
曇り空で直射日光こそ避けられましたが、風がほとんどなく、蒸し暑さを感じながらの清掃となりました。
加美駅は車通りから一本北に入ったところにある小さな駅で、周囲には昔ながらの日本家屋が点在し、木材の塀や石垣が連なる景観はどこか独特で、懐かしい雰囲気を漂わせています。駅前には小さなお店が立ち並び、地域に根差した日常の風景を感じることができました。

今回目立ったゴミは、タバコの吸い殻、飴の小袋、飲むゼリーのパウチ袋やキャップなど。特に待ち合わせの時間に食べ終えたのか、同じ場所に集中して散乱している様子が見受けられました。また、細かなゴミが溝に溜まっていたり、風の吹き溜まりにはコンビニのファーストフードの包み紙が集まっており、街のちょっとした隙間にゴミが潜んでいることを改めて実感しました。

一見すると静かで落ち着いた綺麗な住宅街でも、よく見れば日常の中で生まれる小さなゴミが確実に存在しています。それらを一つずつ拾い集める活動は、街の美観を守るだけでなく、地域に暮らす人々の意識や「共同体感覚」を育む大切な機会であると感じました。
まだ残る夏の名残を背に受けながら、無事に作業を行うことができました。

今後も街の未来へとつながるように清掃活動を続けていきたいと思います。
次回もぜひ一緒に取り組んでいただければ幸いです。