冬空に響く音

〜第25回社会奉仕活動〜

今月の社会奉仕活動は、一月中旬らしい厳しい寒さの中で行われました。最高気温は13℃、最低気温は0℃。スマートフォンの表示では体感気温がマイナス5℃となっており、数字以上に身に染みる冷たさを感じる朝でした。空は冬らしく澄んでいましたが、強い風が吹き荒れ、体を包む空気は鋭く、まるで頬を刺すようでした。

作業を始めると、足元に積もった落ち葉が風に煽られ、「カラカラ」と乾いた音を立てながら舞い上がります。その音は不思議と耳に心地よく、厳しい寒さの中にも冬ならではの情緒を感じさせてくれました。校舎の方からは吹奏楽部の演奏が聞こえ、金管楽器の澄んだ音色が冬空にまっすぐに伸びていきます。冷たい空気の中で響くその音はどこか凛としていて、作業中の背筋を自然と正してくれました。

一方で、強風は作業の大きな妨げにもなりました。ゴミ袋はバサバサと激しくはためき、思うように口を開いていられません。拾い集めたゴミが風で飛ばされてしまう場面もあり、何度も拾い直すことになりました。幹線道路沿いの歩道では、突風に体を持っていかれそうになる瞬間もあり、車道側に倒れ込まないよう、慎重に足元を確かめながらの作業となりました。

周囲を見渡すと、どこから飛んできたのか、大きな段ボールが歩道脇に引っかかっている光景もありました。風の強さを物語るその様子に、自然の力の大きさと、街をきれいに保つことの難しさを改めて感じさせられます。それでも、こうした状況だからこそ、一つひとつのゴミを拾い上げる行為に、より確かな意味があるのだと思えました。

寒さと風に耐えながらの清掃活動でしたが、街を支えている一員として行動しているという実感が、心の中に静かに湧いてきました。誰かのために、そして自分たちの暮らす場所のために手を動かすこと。その積み重ねが、地域への愛着や人と人とのつながり、そして「共同体感覚」を育てていくのだと、強風の中で改めて感じました。

厳しい冬の一日ではありましたが、音や風、空気を全身で感じながら行うこの活動は、決して無機質な作業ではありません。次回もまた、この街の一部として、同じ思いを胸に、清掃活動を続けていきたいと思います。