夏を拾う

〜第32回社会奉仕活動〜

今月の社会奉仕活動は、曇り空の下でスタートしました。最高気温は32℃、最低気温は27℃、作業開始時の気温は31℃。気温だけを見ると厳しい暑さですが、空が雲に覆われていたことに加え、時折そよ風も吹いていたため、強い日差しの下での作業に比べると、比較的活動しやすい環境でした。それでも、体を動かしていると夏らしい暑さをしっかりと感じます。

今回も小学校周辺を中心に清掃活動を行いました。周辺は基本的に住宅街となっており、大きなゴミはほとんど見られず、全体的にはきれいな印象です。そんな中でも、歩道沿いや植え込みなど、少し目線を落としてみると細かなゴミが見つかります。

今回特に目についたのは、タバコの吸い殻と、夏ならではのゴミともいえるコンビニなどのアイスコーヒーのカップでした。ある植え込みには、同じ場所にいくつものカップが捨てられており、少し驚かされました。

暑い季節になると、冷たい飲み物を手にする機会も増えます。アイスコーヒーのカップそのものは一時的なものですが、捨てられた場所に残れば、街の景観を損なうゴミになってしまいます。一つひとつ回収し、植え込みをきれいに整えることができたときには、やはり清々しい気持ちになりました。

そのほか、駐車場や空き地の周辺では、住宅街の他の場所と比べてややゴミが多い印象でした。人の目が届きにくい場所や、少し開けた場所には、風などによって細かなゴミが集まりやすいのかもしれません。街を歩きながら、普段何気なく通り過ぎている場所にも、それぞれ違った特徴があることに気づかされます。

そして今回、清掃活動をしていて特に印象に残ったのが、住宅地の一画に残る水田でした。住宅や道路が並ぶ街の中に、青々とした稲が広がっています。その上をシオカラトンボが気持ちよさそうに飛んでいる姿が目に入り、思わず足を止めたくなるような、夏らしい風景でした。

街の中でゴミを拾いながら、ふと視線を上げると、そこには季節を感じさせる自然が残っている。こうした何気ない発見があることも、清掃活動の楽しみの一つです。ゴミを拾うことだけを目的に歩いていると見落としてしまうような風景にも、活動を続けることで自然と目が向くようになりました。

また、こうして地域を歩き、街の様子を知ることは、自分たちがこの地域の一員であることを実感する時間にもなります。誰かがきれいにした場所を、また別の誰かが大切にする。その小さな積み重ねが、人と人、そして人と地域をつなぐ共同体感覚を育んでいくのだと思います。

暑さの中での活動ではありましたが、曇り空とそよ風に助けられ、無事に清掃を終えることができました。きれいになった植え込みと、夏の風景を感じさせてくれた水田やシオカラトンボ。今回も、街を歩くことでしか出会えない小さな発見のある活動となりました。

これからも、季節の変化や街の表情を感じながら、一つひとつのゴミを丁寧に拾い、地域の美化活動を続けていきたいと思います。